2015年1月31日土曜日

思考と情報を整理するための方法

最近、僕のプレゼンの準備のしかたは、以前と比べようもないほど良くなった。

これは渡米後3年以上つきあってきたボスの影響だ。

ボスは、プレゼンでも論文でも予算申請書類でも、話の順番を整理して組み立てる作業をする。

彼が紙に書いたりスライドで示したものから、僕はそのことを知った。

さらに独自に現代風の新しい方法を編み出した。

以前の僕は、まず手持ちデータを並べてそれぞれの結果を解釈し、次にイントロをどこかからとってきて、最後に結果の羅列、Future planといった感じだった。

今は全く違う。

1)大きな目的
2)何に着目して研究しているのか(複数のプロジェクトの共通項)
3)中身

という順番で書ける。

どうして、こうも変わったのか。

情報の整理、思考の整理のやり方がわかってきたからだ。

その方法を下に整理する。


1)MindMap (Simplemind)を使う。

まず気になることを次々と連想し、Mind mapをつくる。

次に整理する。項目を並べたり、近づけたり、削ったりする。

これで整理がつき、結論や次の行動が決まる。

To Do Listですら MindMapを使うとうまくいく。

SimplemindはDesktopでもiPadでも使えて、両者で連携できるからとても便利だ。

しかし、この手の通常のMind Mapだと、情報が拡散することがある。思考や情報を収束させたい場合には

2)Xmindの魚の図を使う。

結論や目標をまず魚の頭の部分に書く。

次に、その結論や目標に向かって、他の事柄を順番に並べる。

そうすると、一つの筋道たったロジックが出来上がる。

研究をしていると、各物事の重要性や順序、上流下流の関係が分からなくなることがあり、それを明らかにすることが研究の目的であったり、鍵であったりする。

だからXmindの魚の図は、研究に役に立つ。

僕は渡米後、一本の筋道の立った話の流れをつくることがいかに大事か、痛いほど学んできた。

Xmindの魚の図なら、それが容易にできる。

3)Word か Google documentを使い、項目、階層にする。

Mind mapで思考が整理できてきたら、今度は、項目をあげ階層化する。

いきなり項目をあげ階層化すると、最重要なこと、最も大きなことから思考をはじめるのが容易ではない。

その場合、十分整理できず、思考も内容も複雑になりすぎることがある。

だからまず MindMapをやり、それから項目、階層を書いてみるのがいい。

そうすると無駄の省かれた最もSimpleな項目と階層ができる。

その結果、不要なことはやらずに、必要なことと、最も重要なことだけに取り組める。

この3つを順番にやるのが、誰にでもできて簡単で効果的な方法。

お勧めしたい。

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