2015年1月23日金曜日

☆ 勉強会アレコレ

勉強会について考えてみる。

この数ヶ月、勉強会によく参加するようになった。勉強会といっても様々だ。ある勉強会は、参加者が幅広いため、市民セミナーのようになり、演者も浅く広くわかりやすく講演をする。

別の勉強会は、Closedのコアな勉強会だ。しかも日本人で皆優秀。そういうのだと、他者の仕事(データや論文)を吟味するときに、あれは本当だろう、あれは嘘だろうといった発言が増える。実際に、Harvard界隈で、大発見が後に嘘だったというのが多いので、皆、本当かどうかをよく考えるようになる。一流紙に載ったから真実だとか偉いとか、そういうことではない。

様々な勉強会に顔を出すことは、仕事を進める上で、役に立つ。特に、観点の厳しい専門家の集まりは、僕のような専門家(研究者)にとっては、大変重要だとわかってきた。

逆に市民セミナーレベルだと、上辺だけで、聞こえはいいが、真実が語られない、当たり障りないといったこともあるので、気をつけないといけない。

他に Journal Clubにも参加するが、自分に都合のいいことを信じ、ライバルの研究はけなすといった、子どもじみた研究者もいるから、流されないように注意しないといけない。

また留学してわかるのだが、日本人研究者の多くは、実験や研究の進め方が丁寧だったり、上手だったり、誠実だったり、真面目だったりする。勿論、全員がそうじゃないけど。
世界各国から集まった研究者をみていると、実験から得られる科学的な真実よりも外からの情報を信じるとか、(妄想みたいな)仮説に(陶酔してそこ)に論文を合わせるとか、(科学的ではないにしろ)ArtとかWritingが得意だとか、実に多様であることに気づく。また皆、Americaという競争的な社会で生きていくのに必死だから、どこかで嘘や誤魔化しで状況をクリア(乗り越える)といったこともあるだろう。だから、どいつを信じることができて、どいつは信じることができないか、判断しないといけない。

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