2015年2月6日金曜日

Bone Chilling Cold!! / プロジェクトが5つもあるのでコラボで終わらせていく / 職人・技術者の世界 / インパクトとは流行?

今日はラボを出た4時頃は、快適に自転車に乗ってられる寒さで、−5℃くらいであったが、Peet'sに寄り道して6時頃になると寒すぎると感じるくらいの−10℃を切る寒さであった。明朝にかけて−20℃まで冷えるらしい(Bone Chilling cold) ので、部屋をOil heaterでガンガンに温めており、明日も無理せず最低限の仕事にしようと思っている。

贅沢や無駄のないスタイルを目指したい。

大事なことを必死にやれば、自然とそうなる。

今日は、そう考えて生きていた。

今朝は、研究論文の構成について、カテゴリーに分けて整理していた。前立腺がんについてのテーマが3つ、乳がんについてが2つである。これらは基本自分が筆頭著者としての仕事であるが、ちょっと多い。いったいつまでかかるんや。他の人に2つ3つあげてもいいから早く終わらせたい。Swapping???
特に乳がんについては、コラボレータの中国のおばちゃんのテーマと重複してきている。彼女の方法と、自分の方法をうまく組み合わせられないかな。
彼女はマウスのモデルを使い、ノックアウトとか、刺激の仕方も特別だ。それに対し、僕はヒトの細胞を使い、ノックアウトはしていないし、刺激も簡便な方法を使っている。僕の方法だと、それほど手が込んでいないので、インパクトがどうなるかだ。。。
前立腺がんのほうも、基本同じことなので、ノッポーリッシュとのコラボの話が追い風になるといいなあ。予備実験のサンプルを彼女に渡して、まず予備実験をやってもらおう。大きな(ノックアウトとか、凝ったやつ)は、その後にしたい。

整理がだいたいついたので、イギリス紳士とのMeetingにむかった。紳士は総説を書いていた。情報を交換したが、できるだけ性格な知識と、私がどういう仮説で研究を進めているかを彼に伝えるのが第一の作業となった。彼はそれを参考に総説を書いて、私にみせると言った。私がそれを校閲、修正、編集してから投稿する。総説を出すことで予算取得を有利に進めるとの算段だ。(紳士の常套手段)。

実験は、予定していたIPだけにした。集中力は要するものの、一瞬(1時間ほど)だ。明日に続きをする。

あとは弁慶といつものように雑談したり。弁慶は実験原理の理解とプロトコルの確立が今ひとつだ。私だって時間がかかった。1つの実験系を自信をもって、プロトコルなどほとんど見ずに、原理をおおよそ理解してできるようになるまで2−3年かかる。職人の世界、技術者の世界。。。これはサイエンスと言えるのだろうか。。。

4時頃にはラボをあとにし、カフェへ。Peet'sはCoffeeはうまいが、Internetが遅いので、Internetを使う仕事には向かない。そこでまた各プロジェクトについて、次に何をやるかを文章のリストで整理した。妥当な流れである。しかしインパクトが足りない。方法が簡単すぎる。NGSを使うとかCrisper/cas9を使ってKnockout、Knockinするとか、Sigle cellを解析するとか、せめてFACSを使うとか、Stem cellに注目するとか、Live Imagingをするとか、どれか入れて行かないと中くらいの雑誌に乗るかも怪しい。ようやくいくつか手の届く簡単なものは動き始めている。それでいいだろう。手の届くものから自然な流れでやるしかない。あとはキッカケとかアンテナの張り方次第。勉強会にもっと顔出さな!!

0 件のコメント:

コメントを投稿